TFCCは、triangular fibrocartilage complexを略したものです。日本語では、三角線維軟骨複合体(さんかくせんいなんこつふくごうたい)と呼びます。
TFCCは、手間接の小指側(尺側:しゃくそく)にあります。
TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)は、転倒して手をついたときなどの外傷や、慢性的な使いすぎ、加齢変性などによって起こります。
交通事故で転倒した際にもTFCC損傷が起こることがあります。
事故後初期の診察で手首の捻挫と診断されたものの、痛みが続いているような場合にはTFCC損傷を疑ってみましょう。
MRI検査などの画像検査を早めに受けておくとよいでしょう。